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災害の備えとしてのキャンプ

東日本大震災で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
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未曾有の災害で、心の痛む報道が続く中、NHKで、先日、清水国明さんが、こんな事を語られていました。
「100回の防災訓練をやるより1回のキャンプの方がよほど効果がある」。
これは、震災学童疎開キャンプとして子供たちに支援活動をしている清水国明さんの報道でのひとコマでした。
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同感です。
防災訓練は、決して無駄ではなく、大切な事です。このお陰で、救われた方々も、たくさんいらっしゃいます。その一方で、清水国明さんのような、こういう視点も、大切だと思います。私自身、キャンプをしてきた経験や、オートキャンプ指導者として学んだ事などからも、もっともだと思います。
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防災訓練は、多岐にわたりますが、一般(の方々)には消火や避難訓練としての局面にフォーカスされがちです。これに対し、キャンプをするということは、たった1回の体験でも、食べる、暖をとる、睡眠をとる、などの能力が経験値として身につきます。これは、被災してから復興するまでの間、役立ち続けます。さらに、これを継続していれば、色々な知恵や工夫する力が備わり、単なる野外生活能力以上に、被災した困難な中でも、生き抜く為の力量を備えることにつながるのではないかと思います。
これほどの多くの被災者が出て、その被災者自身が避難所を切り盛りしている状況を、まのあたりにして、なおさらに、そう感じています。
生き残る為に、防災訓練が、役立つでしょう。さらに、たとえ都市機能が破壊されても、生き抜く為に、キャンプを役立てください。
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 あさまの森は、キャンプを、災害に対し備える、という見地からも、支援します。
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清水国明さんの様な、パワフルな支援活動には、とても及びません。個人経営の身で、被災者の方々への直接支援にも及ばず、また、義援金の寄付はしたものの、被災者の手には、すぐに届かない様なので、とても歯がゆく思っています。
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ただ、あさまの森を提供する今の立場で、できることのひとつとして、ぜひとも、ひとりでも多くの方に、キャンプの経験をして頂ければと思っています。キャンプ初心者の方には、よろこんでキャンプのサポートをさせていただきます。
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学校行事でのキャンプ経験がある、という方も多いかと思いますが、是非とも、家族単位や個人単位で、キャンプをしてみて下さい。楽しみながらも、きっと、さらに自立した形で役立ちます。
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キャンプ経験がない為に、やりたくても中々踏み出せない方も多いようです。そういう方には、ご相談に応じますので、ブログへのコメント、電話、ファックスなどで、お気軽に、ご連絡ください。
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今回は、あさまの森からのメッセージを投稿させていただきました(今日はブロガーのラッキー君は、おやすみです)。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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一日でも早い、被災地の復興を、お祈り申し上げます。

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